『猫の恩返し』 ~少しコミカルで心温まるジブリ映画~

猫の恩返しは宮崎駿のリクエストを受け、柊あおいが描き下ろしたバロン猫の男爵という漫画を原作とするジブリ映画です。

主人公の少女である吉岡ハルは、日常をなんとなくで過ごす普通の女子高生ですが、ある日車に轢かれそうになった猫を助けることから物語は始まります。

それまで平凡で少し退屈だった日常が、非日常の世界へ変わってしまうのです。

学校に登校しようとすると大勢の猫についてこられたり、靴箱には大量のネズミ入りのプレゼント箱が入っていたり、夜は二本足で歩く猫の行列を見たりと夢のような出来事が続きます。

そんな中でハルは、迷いこむようにして入った路地裏の先に不思議な雰囲気を持った家を見つけます。

そこは猫の事務所とされていて、中には男爵とされるバロンというタキシードを着た猫と、その相棒とも呼べるムタという少し太ったぶっきらぼうな猫がいます。

二匹と出会ったハルは自分が遭遇した不思議な出来事を説明し、助力を申し込むのですが、二匹に助けてもらう前に大勢の猫達によって猫の世界へと連れて行かれてしまいます。

その猫の世界では、ハルの助けた猫の父親という王様が、ハルを歓迎するためのパーティーを用意して待っていました。

ハルは最初は戸惑いながらもそのパーティーに参加するのですが、次第に困惑していきます。

逃げようとするハルの元にバロンが救出に現れ、ハルとバロン、そしてムタは王国から逃げ出します。

こういったハルをめぐる猫達のやり取りや、少しコミカルな心あたたまるストーリーが魅力となっている作品です。

企画は宮崎駿が務めていますが、監督は森田宏幸となっており、脚本は吉田玲子がそれぞれ担当しています。

漫画を原作としているため、他のジブリ映画よりもコミカル色の強い作品として人気を博しています。

実績の一部として、第20回のゴールデングロス賞の最優秀金賞と、第6回の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門にて優秀賞を受賞している作品です。

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